PROTOTYPES AND JIGS
試作・治具制作について

治具 設計・製造承ります。
めっき専業者の治具部門として育んできた技術とノウハウで、お客様のニーズに沿った治具を設計・製造いたします。樹脂めっき、硬質クロムめっき、無電解めっき、アルマイト用など様々な用途に最適な治具を提案いたします。治具の長寿命化に有効な2層ゾルコーティングやテフロンコーティングにも対応しております。また、内径アノードやマスク一体型、大型のワーク搬送器具なども作製できます。治具でお困りのことがあれば、ぜひご相談ください。
※2層ゾルコーティングでは下地に青ゾルを表面には黒ゾル加工を施します。青ゾルは密着性に優れ、黒ゾルは耐薬品性に優れています。
この2種類のゾルの利点を組み合わせることで、治具の長寿命化を実現しています。
治具設計・作製
品質と作業効率を高める治具の設計と作製を行います。これまでの経験で得たノウハウと理論に基づく設計指針で高精度な治具を提供いたします。
めっきの種類や仕様、ワークの形状や大きさ、さらには各社のめっき槽によっても治具の最適な形状は変化します。また、使用する液や温度に応じて、治具の耐熱性や耐薬品性などが変わるため、コストと生産性のバランスを考慮して最適なコーティング条件を提案します。一品モノから量産仕様まで対応いたしますので、ぜひご相談ください。
各種コーティング
通常治具には、その寿命や耐久性を高めるため、各種コーティングを施します。一般的なめっき治具には塩ビゾルをコーティングしますが、高温の強酸、強アルカリ中では徐々に劣化が進み、割れや剥がれが生じてしまいます。ゾルに割れや剥がれが生じると、そこに入り込んだ液や溶剤が品質に悪影響を与えます。このような影響を最小限にするため、当社ではめっき工程に合わせた最適なコーティングを提案いたします。また、コーティングの前処理に必要なショットを保有していますので、ご要望に合わせ様々なコーティング剤での対応が可能です。
| 項目 | 青ゾル | 黒ゾル | テフロン |
|---|---|---|---|
| 色 | グリーン | ブラック | ブラック |
| 成分 | ポリ塩化ビニル、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フタル酸ビス | ポリ塩化ビニル、フタル酸ビス、 スズ化合物 |
PTFE (ポリテトラフルオロエチレン) |
| 説明 | 密着性に優れるため、黒ゾルの下地層として使用されます。表面は硬いが割れやすいゾルです。 | 密着性が弱いため、治具からの剥離が容易です。(再生しやすい)一方で、ゾルの下にめっき液が染み込みやすいため寿命は短くなります。青ゾルよりも柔らかく衝撃に強いです。 | 高い耐熱性と耐薬品性を有しています。薄膜で十分な特性を得られます。加工費は高くなりますが、長寿命なためトータルコストを低減できます。 |
| 耐薬品性 | ○:酸、アルカリ ×:有機溶剤全般 |
○:酸、アルカリ ×:有機溶剤全般 |
◎:酸、アルカリ、有機溶剤 |
| 耐熱性 | 約80℃ | 約80℃ | 約260℃ |
製品サンプル
量産実績のある治具写真および保有設備の一覧表です。
保有設備+協力メーカーで対応できるものであれば、めっき治具以外の作製にも対応いたします。
| 設備名称 | サイズ(mm) | 台数 |
|---|---|---|
| 黒ゾル槽 | 900x600x2000 | 1 |
| 青ゾル槽 | 900×600×1000 | 1 |
試作について
めっき加工、金属熱処理について(加工・受託研究・試作/開発など)
新規材料にめっきができなくて困っている。新しいめっき技術や工程を確立したい。そんなお客様のご要望にお応えするため、吉野電化工業ではお客様と共同で技術開発する受託研究を行っています。研究期間内にお客様のご満足のいく技術を提供いたします。
吉野電化工業では長年の表面処理業により蓄積したノウハウを活かし、様々な素材形状およびめっき種に対応した試作・開発を行っています。各種分析装置に加え、クリーンルームやイエロールームも備えており多種多様なめっき処理が可能です。
どのような素材に対して、どんなめっきがしたいのか、どんな性能を満たしたいのか。少量試作でも構いませんので、まずはご相談ください。
試作実績のある素材
| 素材 | めっき種類 | |||
|---|---|---|---|---|
| 亜鉛めっき・ 亜鉛合金めっき |
硬質クロム めっき |
無電解ニッケル めっき |
||
| 金属 | 鉄材 | ○ | ○ | ○ |
| 鋳物 | × | ○ | △ | |
| ステンレス ・特殊合金 |
× | ○ | ○ | |
| 焼結金属 ・MIM |
△ | ○ | ○ | |
| その他、 非鉄合金 |
△ | △ | △ | |
| 樹脂 | ABS,PC/ABS | ○ | ○ | ○ |
| 難樹脂めっき※ | 要相談 | 要相談 | 要相談 | |
| 浸炭焼入れ | 無酸化焼入れ | ソフトヒズミック (低歪熱処理) |
ガス酸軟窒化 | 高濃度浸炭 | 高周波焼入れ |
|---|---|---|---|---|---|
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
〇:量産対応できる
△:一部対応可能(要詳細仕様確認)
×:現状では対応不可
※難めっき
これまで量産・試作経験のある樹脂めっきの主な種類(それ以外にもあります)
| 素材名 | |
|---|---|
| 通常プラスチック | 耐熱ABS、難燃ABS |
| エンプラ | PC、PBT、PA、SPS |
| スーパーエンプラ | PES、PPS、PEU、LCP |
| 特殊プラスチック | PC/ASA、PU、光造形、2色成形(PCとABS)、3Dプリンター造形品、FRP、カーボンナノチューブ |
| 軽合金 | マグネシウム合金、アルミニウム |
※個人の方からの直接のご依頼はお断りさせて頂いております。理由は素材の種類が不明であったり、既に塗装やめっきが施されていることが多く、再めっきにより製品を破壊、溶解してしまう恐れ等品質保証上のリスクが高い為です。申し訳ありませんがご了承ください。
その他多様な設備にて
ご用命をお待ちしております。