METAL SURFACE TREATMENT

金属めっき

金属めっきとは

鋳物、溶製材、特殊ステンレスなどの様々な鉄素材のほか、非鉄素材に対するめっき加工が可能です。
対象物の用途や目的に応じて、様々な機能を付与できます。
例えば、硬度や耐摩耗性、耐食性、電気伝導性などの機能です。
めっき加工の対象物としては、自動車や建設機械、電車、建材などがあり、我々の生活を支えるあらゆる場面や場所で使われています。
当社では、亜鉛めっき・亜鉛合金めっきや、硬質クロムめっき、無電解ニッケルめっきをはじめとする様々なめっき加工を提供しています。

クロム

硬質クロムめっき

硬質クロムめっきとは、クロムめっき皮膜の中で、膜厚が2μm以上で硬さが750HVを超えるものの総称です。
一般に800HV~1000HV以上の高い表面硬度が得られます。
下地に無電解ニッケルめっきを行うことで、硬度とともに高い耐食性や平滑性を得られます。
この特徴から、硬質クロムめっきは、自動車や機械工業、航空機などの様々な産業分野で広く用いられています。
当社でも多様な分野の小物から大物まで、1個から100万個を超える様々なロットに対応しています。
めっきの膜厚は最大2mmまでの実績があります。

当社ではステンレス鋼および特殊ステンレス鋼の上に直接、もしくは無電解ニッケルめっきを下地層として形成してから、硬質クロムめっきを行うことが可能です。
精密なマスクを使った部分めっき(任意箇所のみにめっきを施す手法)にも対応しています。
また、過酷な条件下で使用されるステンレス鋼に、高い硬度と耐摩耗性を付与できます。

対応範囲

  • 最大膜厚
    最大2mmまでの実績
  • ロット
    1個〜100万個超まで対応

機能特性

高硬度、耐摩耗性、摺動性、疲労強度、離型性、耐食性、耐薬品性、高熱伝導

対応素材

鉄材、鋳物、ステンレス・特殊合金、焼結金属・MIM、その他金属各種

用途事例(一例)

業界 製品事例
自動車 ショックアブソーバー、ブレーキピストン等
建設機械 油圧ロッド、ピン、ピストン、シリンダー、シャフト
その他 船外機部品、彫刻ロール、農機具部品

事業所・グループ会社

ご相談ください

硬質クロムの「膜厚」「摺動条件」「相手材」「耐食要求」「部分めっき範囲」まで含め、仕様検討からご相談ください。

ミクロンクロム(精密硬質クロムめっき)

製品に部分めっきすることで、μm単位で膜厚を高精度にコントロールします。
吉野電化工業では、単なる膜厚の均一コントロールだけではなく、品質向上による製品の長寿命化に加え、研削などの“後加工レス”を実現しています。
製品ごとに調整した特殊なめっき設備や治具、アノードを使用することで、ミクロンオーダー(μm単位)の厳しい寸法精度の製品に対しても、めっき加工が可能になります。
特に小型部品を中心に月産数千個から最大200万個程度まで生産可能です。
自動車部品や精密機械、機械部品を中心に様々な分野の製品を手掛けています。

対応範囲

  • 膜厚制御
    サブミクロン(0.1µm)単位でコントロール
  • ロット
    小型部品を中心に月産数千個〜最大200万個程度
  • 品質管理
    精密分析機器による高度な品質管理

機能特性

高硬度、耐摩耗性、摺動性、疲労強度、離型性、耐食性、耐薬品性、高熱伝導

対応素材

鉄材、鋳物、ステンレス・特殊合金、焼結金属・MIM、精密クロムめっき

用途事例(一例)

業界 製品事例
自動車 燃料噴射装置部品、インジェクター、高圧ポンプ部品

事業所・グループ会社

ご相談ください

精密膜厚制御による後加工レス化や寸法精度向上をご検討の方は、お気軽にご相談ください。

ミクロンクロム(精密硬質クロムめっき)について詳しく見る

リサイクル(硬質クロムの剥離・再めっき)

過酷な環境で使われて損傷した建設機械のシリンダーロッド(硬質クロム)の再生が可能です。
具体的には、傷や打痕の修理、曲りの修正、再めっきを経て新品と同等の品質を実現しています。
リサイクルシステムを確立することで、お客様のコスト低減に貢献できるよう取り組みを強化しています。

対応範囲

  • 剥離対応
    硬質クロムの剥離技術を保有
  • 前加工連携
    研削・溶接補修等の前工程も対応可能
  • 再めっき
    剥離後、新規同様の硬質クロムめっきを施工

リサイクル工程の流れ

  1. 摩耗部品の受入・評価
  2. 硬質クロムの剥離
  3. 母材の補修(必要に応じて溶接・研削)
  4. 再めっき(硬質クロム)
  5. 後加工・検査・納品

メリット

  • 母材の再利用によるコスト削減
  • 納期短縮(新規製作より短期間)
  • 環境負荷の低減(廃棄量削減)

事業所・グループ会社

ご相談ください

摩耗した硬質クロム部品のリサイクル・再生をご検討の方は、部品の状態や用途をお知らせください。

ニッケル

電解ニッケルめっき

電解ニッケルめっきは、硬質クロムや金などの下地として、また単独で耐食性や装飾性を付与する目的で広く使用されています。
吉野電化工業では、用途に応じた膜厚設計と処理方法をご提案します。

機能特性

耐食性、密着性、バリア性、耐摩耗性等

対応素材

ご支給ください

事業所・グループ会社

ご相談ください

電解ニッケルの用途・膜厚・仕上げについて、お気軽にご相談ください。

無電解ニッケルめっき(ニッケル-リン)

無電解ニッケルめっきは、電気を使わずに化学反応でめっきを施す技術です。
そのため、電気を流せる金属だけでなく、樹脂やガラスなどの絶縁物にもめっき加工が可能です。
また、複雑形状の部品に対しても膜厚が全体に均一なめっきを施せるため、自動車や機械工業に向けた精密部品などに多く利用されています。
素材のサイズや形状に依存せず均一なめっき膜の厚みが得られるため、鉄素材の耐食性向上や表面硬化を目的に使われています。
また、亜鉛めっきや亜鉛合金めっき、硬質クロムめっきの下地めっきとして用いることで、それぞれのめっき皮膜の特性を飛躍的に高められます。

対応範囲

  • 膜厚範囲
    数µm〜数十µm
  • 熱処理対応
    熱処理後は、Hv700~1000程度まで上がる
  • 複雑形状
    内径・深穴・複雑形状にも均一成膜

機能特性

高硬度、耐摩耗性、寸法精度、耐食性、耐薬品性、配線形成、非磁性、高熱伝導

対応素材

鉄材、ステンレス・特殊合金、焼結金属・MIM、その他、非鉄合金

用途事例(一例)

業界 製品事例
自動車 ショックアブソーバー、燃料系部品、コンプレッサー部品
機械工業 ピン(建機)、産業ロボットアーム部品、釣り具、半導体製造装置部品

事業所・グループ会社

ご相談ください

複雑形状部品への均一めっきや、硬質クロム代替としての無電解ニッケル適用について、お気軽にご相談ください。

亜鉛

亜鉛めっき

亜鉛めっきと亜鉛合金めっきはいずれも、鉄素材の耐食性を高める目的で最も多く利用されるめっき技術です。
亜鉛めっきは、素材である鉄との電位差を利用して、鉄よりも先に亜鉛めっきが酸化する(錆びる)ことで鉄を守ります。
いわゆる、「犠牲防食」と呼ばれる現象を利用しています。
ただし、亜鉛の腐食が進行すると犠牲防食の効果が薄れ、素材の腐食が始まってしまいます。
エタノール添加ガソリンなどの水分を多く含む燃料や酸性雨、塩水、融雪剤などが付着すると、腐食反応が促進され鉄鋼材料の寿命が短くなります。
当社では、ニッケルやスズとの合金めっきや、下地に無電解ニッケルめっきを付与した2層めっきなどを用いることで、従来の亜鉛めっきよりも高い耐食性を実現しています。
自動車の燃料部品や足回り部品、建設機械、モーター部品などで多くの実績があります。

機能特性

耐食性

対応素材

鉄材

用途事例(一例)

業界 製品事例
自動車 燃料部品、足回り部品、モータ部品、ネジ/ボルト、その他
建設機械 ピン、フューエルフィラー、エルボ、農機具部品

事業所・グループ会社

吉野電化工業 吉田
メッキ
工業
日東社 浅倉
鍍金
工業所
上毛
金属
工業
三和
精密
熱処理
佐藤
電化
工業所
八洲
金属
エー
アイ
工業
YOSHINO
DENKA
KOGYO
VIETNAM
CO., LTD
PT. YOSHINO
HARD
INDONESIA
研究
開発
金属
事業部
化成品
事業部
ラック ラック/バレル バレル ラック ラック/バレル
吉野
電化
工業
研究
開発
金属
事業部
ラック
化成品
事業部
吉田メッキ
工業
ラック/バレル
日東社
浅倉鍍金
工業所
バレル
上毛金属
工業
三和精密
熱処理
佐藤電化
工業所
ラック
八洲金属 ラック/バレル
エーアイ
工業
YOSHINO
DENKA
KOGYO
VIETNAM
CO., LTD
PT. YOSHINO
HARD
INDONESIA

ご相談ください

鉄鋼部品の防錆・防食について、亜鉛めっき+クロメート処理など、様々な仕様をご提案します。

亜鉛ニッケル合金めっき(低ニッケル)

Zn-Niめっきは、通常の亜鉛めっきよりも高い耐食性と耐熱性を持ちます。
自動車部品など厳しい環境下で使用される部品に適しています。

機能特性

耐食性、耐熱性

対応素材

鉄材

事業所・グループ会社

ご相談ください

高耐食・耐熱性が求められる部品への防食めっきをご検討の方は、Zn-Niをご提案します。

スズ亜鉛合金めっき

亜鉛ニッケル合金めっきは、はんだ付け性と耐食性を兼ね備えためっきです。
電子部品のコネクタやリード線など、はんだ接合が必要な部品に適しています。

機能特性

耐食性、良はんだ性

対応素材

鉄材、銅合金

事業所・グループ会社

ご相談ください

はんだ付け部品への防食めっきをご検討の方は、亜鉛ニッケル合金めっきをご提案します。

その他

二層めっき(無電解ニッケル+スズ亜鉛合金めっき)

無電解ニッケル下地にスズ亜鉛合金めっきを重ねることで、優れた耐食性とはんだ付け性を両立します。
電子部品や高信頼性が求められる用途に最適です。

機能特性

耐食性、良はんだ性

対応素材

鉄鋼材、銅合金、アルミニウムなど

事業所・グループ会社

ご相談ください

高信頼性電子部品への複合めっきをご検討の方は、二層めっきをご提案します。

金めっき

金めっきは、接点部品や電子部品において、低接触抵抗と高い耐食性を提供します。
コネクタ、スイッチなど信頼性が求められる用途に使用されます。

機能特性

良はんだ性、耐食性、高導電性、低電気抵抗、配線形成、高熱伝導

対応素材

銅合金、ニッケル下地など

事業所・グループ会社

ご相談ください

接点部品への金めっきをご検討の方は、膜厚や下地仕様も含めてご相談ください。

銀めっき

銀めっきは、すべての金属中で最も高い導電性と熱伝導性を持ちます。
電気接点、RF部品、熱放散部品などに使用されます。

機能特性

良はんだ性、高導電性、高熱伝導、抗菌性

対応素材

銅合金、鉄材(下地処理により)

事業所・グループ会社

ご相談ください

高導電・高熱伝導部品への銀めっきをご検討の方は、お気軽にご相談ください。

銅めっき

銅めっきは、高い導電性を持ち、EMIシールドや他のめっきの下地として広く使用されます。
樹脂部品への無電解銅めっきも可能です。

機能特性

良はんだ性、高導電性、低電気抵抗、配線形成、高熱伝導

対応素材

金属材料、樹脂(無電解銅)

事業所・グループ会社

ご相談ください

EMIシールドや導電性付与をご検討の方は、銅めっきをご提案します。

難めっき材対応(SUS、Al、Ti等)

ステンレス、アルミニウム、チタンなどの難めっき材は、表面に不動態皮膜を形成するため、通常のめっきでは密着性が得られません。
吉野電化工業では、特殊な前処理技術により、これらの材料へのめっきを実現します。

対応範囲

  • ステンレス
    無電解ニッケル、硬質クロム
  • アルミニウム
    ジンケート処理+無電解ニッケル、アルマイト
  • チタン
    特殊活性化処理+めっき

機能特性

耐食性、耐摩耗性、素材の特性を活かした表面処理、など

事業所・グループ会社

ご相談ください

ステンレス、アルミ、チタンなど難めっき材への表面処理をご検討の方は、素材と用途をお知らせください。
最適な処理をご提案します。

アルマイト(陽極酸化)

アルマイトはアルミ表面に酸化皮膜を形成し、耐食性・意匠性・絶縁性などを付与する表面処理です。

事業所・グループ会社

ご相談ください

使用環境(屋外/塩害/結露)と外観要求(色・艶)を共有ください。

硬質アルマイト

硬質アルマイトは、一般アルマイトより厚く硬い皮膜で、摺動・摩耗が厳しい用途で使われます。

事業所・グループ会社

ご相談ください

摺動条件(相手材、潤滑有無)と耐摩耗要求を共有ください。

電解研磨

電解研磨は電気化学的に表面の微小凸部を優先溶解させ、平滑化・光沢化する表面処理です。

事業所・グループ会社

ご相談ください

材質(SUS種)、要求外観(鏡面度)、除去量許容(寸法影響)を共有ください。

カチオン電着塗装

カチオン電着塗装とは、塗料にプラスの電荷を持たせ、品物にマイナスの電流を流して電気的に密着させて焼付ける塗装方法です。

機能特性

高耐食性、均一な膜厚、キレイな外観

対応素材

鉄、ステンレス

事業所・グループ会社

メタスYC

メタスYCとは亜鉛/アルミ粉末複合塗装被膜です。(クロムフリー)
高耐食性(NSST:赤錆び 2500h以上も可能です。)
トップコートにより摩擦係数調整も可能です。

機能特性

高耐食性、ガルバニック腐蝕(電蝕)への高耐性、融雪剤等への高耐性

対応素材

鉄、ステンレス、アルミ、その他(試作可能)

事業所・グループ会社