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芽を出すタイミングを逃すわけには・・・・

2019.05.29(水)

初めまして、休日サイクリングマンです。

昨年より現実逃避の如く、休日はもっぱら自転車を漕いでいます。

先日も富士五湖(約110km)を一周し、富士五湖の中心で膝がケラケラ笑う様を体感してきました。正に膝小僧、爆笑でした。

所謂、自転車バカで御座います。

富士ロングライド 富士五湖の中心で膝の痛みを叫ぶ

実は先日(4月22日)、昨年度採択された『埼玉県新技術・製品化補助金』内にて行った研究開発成果『樹脂めっきの触媒量低減プロセス』に対して埼玉産業人クラブ様より西海記念賞を頂きました。今回は、その西海記念賞受賞の御報告で御座います。

本西海記念賞は、埼玉産業人クラブ(旧埼玉工業人クラブ・昭和39年創立)が主催するもので、毎年埼玉県内の企業にて行われた研究開発のうち創意、工夫、発明考案・技術技能改善に大きな功績のある企業に贈られ、今年で38回目になる歴史ある賞で御座います。

技術者、研究者にとっては、本当に有り難い賞で御座います。

この場をお借りして、選出して下さった皆様に感謝を致します。

但し、その様な歴史ある賞の授賞式でちゃんと笑顔で居られたのかどうかは、御想像にお任せ致しますが・・・

 

授賞式風景 西海記念賞 受賞式での一枚

 

西海記念賞額 西海記念賞にて頂いた楯

 

さて、本技術はプラスチック樹脂に金属を成膜させる際に必ず行われている無電解めっき方法に無くてはならないパラジウムを極限まで減らすことが出来る画期的な技術です。どうして大事なパラジウムを減らす必要が有るかと言うと・・・内緒です。

うそうそ、今回は折角、見に来て頂いた貴方にお教え致します。パラジウムは皆様が日々目にするガソリン自動車の排ガス浄化用触媒にも広く使用されている重要な資源で、今や金や白金よりも高価な金属です。無電解めっき工程においても、このパラジウム金属価格の高騰が、生産コストに大きく影響を与えており、表面処理業者の頭を悩ませております。そんな問題に対して行った研究の成果が今回、西海記念賞を頂く対象となりました。

RIMG0010(圧縮)

新技術にて加工しためっき製品 (上:ポリカーボネート,下:セラミックス)

 

弊社の研究開発部では、これまで有り難いことに様々な技術開発や試作をさせて頂いて参りました。但し、残念ながらシーズ(種)のまま再び冬眠(止まって)しまう技術も多々有り、私自身、研究開発に対する取り組み方に悩みながらの毎日でした。また、他部署対しても中々新規事業の柱になる案件を創出出来ずに御迷惑をお掛けしてばかりでした。

その様な状況の中で本技術は多くの方々の温かい愛情と熱意に見守られ、研究開発ステージを終え、ようやく次のステージ(製品化)を迎えようとしております。と言うのも、その技術を活かす案件、いや活かすべき案件が、今まさに訪れ始めております。これは巡り合わせに違いないです。

現在は、その千載一遇のチャンスを逃さぬように事業部の技術部、営業とタッグを組み、急ピッチで量産化試作を進めております。そう、これからが勝負で御座います。

 

もう、芽を出すタイミングを逃すわけにはいきませんので・・・・

 

そんな熱い言葉を心に秘め平日は研究開発に励み、週末毎に笑い上戸な膝小僧とグループライドしている休日サイクリングマンでした。

次に皆様にお会いする時は、今回の芽が成長して花が咲き乱れる時で有りたいですね。