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表面技術誌に「解説記事」掲載2(パルスめっき)

2017.05.12(金)

掲載誌:表面技術(一社表面技術協会発行)

年巻号ページ:2017年68巻5号245-248ページ

解説記事のタイトル:パルスめっきの種類とその利用

表面技術協会ホームページ:http://www.sfj.or.jp/

20170512001

最近,当社(非)公認ゆるキャラ「電荷ちゃん」にはじめて遭遇しました。計算されたタッチ良い線で描かれた造形的に優れたキャラでした。ここでの電荷ちゃんのご紹介はかないませんでしたが,2020年東京オリンピックのマスコットの決定はこれからのようですので,そちらからのお披露目もありえます。

 

さて,先月に続いて「表面技術」誌の小特集「電圧・電流波形制御と表面処理」に解説「パルスめっきの種類とその利用」が掲載されました.

本稿執筆の機会を頂き,遅筆(ピーコ)は関係各位に御礼申し上げます.

 

「何故パルスめっきが良いの? サイン波はどうなの?」の問に答える説明を模索し,定まらないまま当稿を書き始めました。パルスをボクシングでのパンチや野球での打撃のように扱えないかなど回り道をしておりました。結局は,基礎と応用の2つを直列にした構成に落ち着きました。

 

基礎部分の多くは,高村勉先生ら大巨人らが編集した1978年発行の書籍*1を参考にしました。40年を経た現在でもまだまだ分からないことが多いと思ったことが拝読後の率直な感想です。同時に,明かされていない事が多いため,開発者の切り口でパルスめっきに挑む価値を感じました。挑戦の保証として,応用部分では,挑んで得られた結果の幾つかを紹介しております。例えばナノメートル厚の異種金属層を多層した結果については,めっきの高いポテンシャルを示すものです。

 

本稿はどうあれ,小特集「電圧・電流波形制御と表面処理」には他の充実した数々のご執筆があります。電気めっきを行う上で非常に有意な情報が得られる良書です。おすすめいたします。

 

*1 日本化学会編「分子レベルからみた界面の電気化学(化学総説No.7, 1975)」,学会出版センター(1978).